日々の出来事

街路樹のプラタナスは臭い

今年度から自転車通勤を始めた猫太郎。自転車で颯爽と走っていると、ぷーんと臭い匂いが・・・。くしゃみの飛沫のような、よだれが乾いたような不快な匂いがするのです。最初はどこからその匂いが来るのが分からなかったのですが、自転車通勤をしていると毎日同じ場所で匂いが漂ってきます。自転車を止めて周囲を見渡します。

そこには、大きな葉っぱのついた背の高い木がありました。

それはプラタナスだった

写真を取って画像検索してみると、その木はプラタナスで間違いなさそうです。さらに、「プラタナス 臭い」で調べてみると、猫太郎と同じように匂いを訴えている人がいることを知りました。そして、その一方で匂いは全く気にならないという人もいることも分かったのです。

なぜ、あんなに臭うのに・・・。

信じられません。

プラタナスの特徴

プラタナスは、スズカケノキ科スズカケノキ属に属する落葉広葉高木です。

プラタナスは、

  • 楓のような切れ込みの入った大きな柔らかそうな葉
  • まるで迷彩柄のような鱗状の木肌

が特徴的です。

プラタナスの特徴を一度知ってしまうと、そこら中に植えられていることに気づきます。あの道にも、この道にも。そして、その匂いを確かめてみれば、やはりあの臭い匂いがします。これまで気にならなかったのは、なぜなのかと疑問に思うほど。

プラタナスは世界4大街路樹の一つ

プラタナスは、世界4大街路樹の一つとされています。

世界4大街路樹とは、

  • プラタナス
  • トチノキ
  • ニレ
  • シナノキ

の4つ。

プラタナスは葉が大きく夏は木陰を作り、冬は葉が落ちて暖かい日光を通します。それが街路樹として好まれる理由だそうです。そう言えば、フランスのパリに美しいプラタナスの並木があると聞いたことがあったような気がします。検索してみると、プラタナスの並木道の画像が出てきました。確かにパリのプラタナスの並木道は美しいです。特に夕日の並木道は素敵です。

でも臭いんです。

あえて臭い木を植える必要はないのでは?

もっと街路樹向きの木があるのではないかと猫太郎は思います。

スズカケノキ

プラタナスはスズカケノキ科スズカケノキ属に属すると書きました。プラタナスは「鈴掛(すずかけ)の木」とも呼ばれます。「鈴掛」とは山伏が胸にぶら下げているウサギの尻尾のようなポンポンに由来しているそうです。

プラタナスの実がこの鈴掛のように垂れ下がるからなのだそうです。

猫太郎はまだ果実を見たことはありません。剪定されていると実が成りにくいという話もあるので、そのせいかもしれません。

冬になってもまだ臭う

もうすぐ12月。だいぶ寒くなってきました。プラタナスの葉も黄葉が終わり散り始めています。でも、まだ臭うのです。夏ほどではありませんが、やはり匂います。近くに住んでいる人は嫌ではないのでしょうか?

古代ギリシアではプラタナスの木の下で哲学を学んでいたそうです。匂いは気にならなかったのか、哲学に集中できたのか、猫太郎は疑問に思います。

プラタナスを見つけたら、匂いを嗅いでみてください。

あなたも臭いと感じるでしょうか?

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